もくじ

校長挨拶

『惜別』 閉校によせて

遊佐町立高瀬小学校 第三十六代校長
大塚 優

大塚 優 校長

純粋で人情味豊かな高瀬の方々の「心の母校」である高瀬小学校の閉校にあたり、惜別の念、やる方ないものがあります。

これまで148年の長きにわたり、風雪烈日を超えて多くの有為な人材を輩出し続け、文化の中心、心の拠り所として地域の方々に愛され、見守られ続けてきました。昨年度までに、4012名の卒業生を送り出してきた学校です。

さて、在職して2年、私は高瀬小学校に3つの素晴らしい「宝」があると思います。

まず1つ目は、学校に関わるすべての人の、ふるさとを愛し、学校を愛する心によって守られてきた素晴らしい教育環境です。

 2つ目は、地域の方々と教職員の、子どもたちに注がれた深い深い愛情です。

 3つ目は、明るく素直で、何事にも懸命に取り組む、輝く瞳を持った子どもたちです。

 子どもたちは、この三つの「至宝」を携えて、新しい学校でも活躍してくれるものと信じています。

 最後になりますが、これまで高瀬小学校のために、ご尽力を賜りました遊佐町当局の皆さま、遊佐町教育員会の皆さま、そして、いつも温かく学校を支えてくださった保護者・地域の皆様に心から感謝を申し上げ、閉校のあいさつといたします。